美術館のおすすめ紹介

【目次】

関東地方の美術館

東京都美術館の特徴

東京都美術館は、大正15年に建築されました。
以後、院展などの開催の他、企画展なども行われています。
場所は、JR上野駅の上野公園へ通じる道の途中にあります。
回りの環境はよく、都会の中でも広大な敷地をもち、鳩がたくさん飛び交っています。
現在は、美術の普及事業のため、記念講演が行われたり、アトリエや講堂の貸し出しなども行われています。
東京都美術館は、このように都民に親しまれてきました。
公募展も企画展もどちらも9時から17時の開館ですが、休室日に関しては、公募展は第3月曜日、企画展は毎週月曜日と日にちが違っています。
東京美術館の中には、美術図書館があり無料で閲覧できます。
ただし、本の貸し出しは行われていません。
東京美術館には、オープンテラスがあり、ここで自由に飲食や休憩をすることができます。
身障者の人のための入り口もあり、建築自体は古いですが色々な配慮がなされています。
また、一階にはレストランもあります。
美術館の中は、NO1から4からなる公募棟と、企画棟に分かれています。
一階にはこの他、美術図書館と、アトリエがあります。
地下一階には、ミュージアムショップもあり、人気です。
地下二階には、キャンバスや絵の具、色鉛筆など豊富な品揃えの画材店があります。
また、彫塑室もいくつかあります。
上野公園に出かける際には、ちょっと立ち寄って散歩をするのも良いでしょう。
自然に囲まれた美術館の周りでは、毎朝ウォーキングを楽しむ人も多いようです。

上野美術館の特徴

JR上の駅周辺には、たくさんの美術館があります。
例えば、西洋美術館や東京美術館、そして、上野の森美術館です。
上野は、芸術の街といえるかもしれません。
上野美術館の中で、上野の森美術館は、財団法人日本美術協会美術展示館を新しくリフォームして昭和47年に建てられました。
ここでは、重要文化財を公開したり、国際展やいろいろな企画展を開いています。
芸術を志す人にとっては、この上野の森美術館の主宰する、「上野の森美術館展」に出展することで、画壇への一歩を踏み出すことになります。
上野の森美術館は、上野公園という環境の下、そこに溶け込んだ自然の中の美術館だと言えます。
平成18年8月には、上野の森美術館の横に小さなギャラリーができました。
このギャラリーは、規模の小さい企画展に利用されています。
上野の森美術館へ入って、ゆったりとした時を過ごし、上野公園を散歩するのも良いでしょう。
上野の森美術館で展覧会を見た後にぜひ立ち寄りたいのが、カフェMORIです。
ここは、カフェとショップが一つになったお店です。
素敵なグッズを見つけたり、挽き立てのコーヒーを気の会う仲間と飲みたいものです。
このカフェMORIは、上野の森美術館の入場券がないと入ることができません。
ショップには、カラフルなインクビンやモビールなどがあります。
上野の森美術館では、アートスクールも開催されています。
一年の半分を前期かカリキュラム、後記カリキュラムに分けて毎年色々な企画が開催されています。

新国立美術館の特徴

新国立美術館は、平成14年から平成18年までの歳月をかけて建設されました。
そして、この建物は、それ自体がアートであり、地震や雨水などに対する耐震設計でありながら、全面ガラス張りでまるでカーテンのようにカーブして建てられています。
もちろん、バリアフリー設備は完備していて、車椅子での来館もスムーズに移動できるようになっています。
この建築には、地下自然喚気が取り入れられ、省資源、省エネ対策がとられています。
美術館を気の合う仲間とゆったり楽しんでもらうために、託児所の設備も整っています。
0歳から1歳までは2000円、2歳から12歳までは1000円となっています。
安全面にも工夫がなされ、0歳児から1歳児は特に一対一で保育を受けることができます。
新国立美術館の特長は、展示スペースの広さと、コレクションを持たないこと、美術に関する資料や情報収集ができることなどが挙げられます。
ピカソなどの企画展や、公募展が開催され、ガラス張りの高い建物の中に、空中展望台のようなレストランやカフェがあります。
3階のブラッスリーポール・ボキューズミュゼでは、企画展に合わせたテーマのフレンチがいただけます。
この空間で素敵なアートに囲まれて、親しい人と語らいながら食事ができると評判です。
ただし価格は、7000円ほどなので少し高めでしょう。
他にも新国立美術館には、カフェが3つあります。
その時の気分に合わせて利用したいものです。

原美術館の特徴

原美術館 (はらびじゅつかん) は、原俊夫が設立した現代美術を中心とした私立美術館です。
建物は、東京ガス会長、日本航空会長、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)総裁などを歴任した、実業家原邦造の邸宅でした。
原邦造の先代の原六郎も実業家で、美術品収集家として知られています。
JR品川駅高輪口より徒歩15分程度です。
住宅街のなかにある原美術館は、戦前の個人邸宅の雰囲気を残した建物と現代美術とが不思議に調和して、都会の中にあるということを忘れてしまうような佇まいになっています。
現在、原美術館として活用されている邸宅は、上野の東京国立博物館本館や銀座の和光本館(旧服部時計店)の設計で知られる、当時の代表的な建築家である渡辺仁の設計によります。
1938年に竣工したこの建物も、見どころのひとつといえるでしょう。
庭に、多田美波、関根伸夫などの作品があります。
1979年の開館以来、年3〜4回の展覧会・講演会・パフォーマンスなどのイベントを通じて各国の現代美術を紹介しています。
所蔵作品には1950年代以降の現代美術作品が約850点あります。
ジャン=ピエール・レイノー、宮島達男、森村泰昌、草間彌生、須田悦弘、辰野登恵子、ジャン・デュビュッフェ、ロバート・ラウシェンバーグ、シンディ・シャーマン、アンディ・ウォーホル、横尾忠則、セザール、アレキサンダー・カルダー、荒川修作、中山ダイスケ、周鉄海、といった作家の作品です。
中庭を臨むカフェとショップも併設されています。

ジブリ美術館の特徴

隣のトトロでおなじみのスタジオジブリの美術館がジブリ美術館です。
JR新宿駅から中央線の快速で20分の三鷹駅が最寄の駅になります。
三鷹駅は、玉川上水などで有名で、自然に囲まれたとても良いところです。
この三鷹駅から玉川上水に沿って歩いて15分のところに、ジブリ美術館があります。
コミュニティーバスや、ジブリがデザインしたバスも三鷹駅からジブリ美術館まで運行されていて、このバスに乗れば5分で着きます。
ジブリ美術館では、企画展示や映像展示室土星座があります。
土星座では、一ヶ月ごとに上映スケジュールが変わる、約15分ほどのアニメが上映されています。
トライホークスという図書閲覧室もあります。
この他、常設展示室には、映画の生まれるところという5つの小部屋があります。
このジブリ美術館の入場チケットは、すべて予約販売となっています。
そして販売場所は、ローソンに限っています。
一日4回の時間を区切っての入場券で、一旦入場すればいつ退場してもかまいません。
ただし、このチケットは毎月10日に翌月のチケット販売をしていて、インターネットで予約もできます。
祝日などは早いうちから売切れてしまうので、10日に申込みたいですね。
インターネットで予約状況も確認できるようになっています。
また、ジブリ美術館には、むぎわらぼうしというカフェもあります。
ここで、あったかい家庭料理を頂きたいものです。
そして、食事のあとは、マンマユートというショップに立ち寄るといいでしょう。

サントリー美術館の特徴

六本木ヒルズの近くに、東京ミッドタウンがオープンしました。
これは、赤坂9丁目に造られた、ホテルや住宅、オフィスやメディカルセンターなどの融合体です。
この東京ミッドタウンの一つに、2007年の3月にサントリー美術館がオープンしました。
大都会の中のこの美術館は、六本木ヒルズの森美術館、国立新美術館と共に、地理的に大きな三角形を作ることから、六本木アート・トライアングルと呼ばれています。
サントリー美術館の展示室は、3階4階で、他は6階がホールとロビー、それに茶室があります。
窓は大きなガラス張りで、まるで壁面が東京のロケーションであるかのようです。
ピカソなどいろいろな有名画家の展示に加え、子供から大人向けのイベントも開催しています。
サントリー美術館には、メンバーズ・クラブがあり、会員になると会員だけの内覧展などに招待してもらえます。
子供向けイベントは、エデュケーションプログラムで保護者が会員であればより優先的に参加できるようになっています。
このように、サントリー美術館は、単に芸術を目で見て楽しむだけでなく、実際に芸術を生み出し、体感できる美術館として人気を集めています。
また、こうした美術館とはまったく雰囲気を異にする茶室「玄鳥庵」では、休館日を除く隔週木曜日に点茶席が楽しめます。
この「玄鳥庵」は、サントリー美術館が設立された1961年から、現在に渡って引き継がれています。
また、SHOP×CAFEには、金沢の麩の専門店不室屋が入っています。

森美術館の特徴

森美術館(もりびじゅつかん)は、東京都港区六本木六丁目の六本木ヒルズ森タワー53階部分に位置しています。
森アーツセンターの核となる美術館施設なのです。
地上約230m(53階)に美術館をつくる驚くべき発想という点でも、この、美術館自体を、大きなアートとして、捉えてもよいかもしれません。
建物内の展示空間としては、日本最高所に位置しています。
通称は森美術館の英語名称であるMori Art Museumの頭文字を取り、MAM(マム)と呼ばれます。
森美術館の施設設計は、アメリカ・ニューヨークのホイットニー美術館や、ドイツ・ベルリンのグッゲンハイム美術館等を設計した、リチャード・グラックマン(Richard Gluckman)です。
2003年10月に開館し、開館2年後までは所蔵作品を持たない美術館でした。
初代館長は、ストックホルム近代美術館館長等を務めた、イギリス国籍のデヴィッド・エリオット氏(David Elliott)が就任し、日本国内で初めての外国籍美術館長となったのです。
展示作品の種類は企画される展覧会の内容により異なりますが、主に近代美術や現代美術が中心です。
入場料は、展示内容毎により価格が異なることがありますが、基本的には六本木ヒルズ森タワーの展望施設である東京シティービューの入場料を含んだ料金になっています。
都会の真ん中に位置し、お買い物の途中にでも、気軽に寄れる美術館といえるでしょう。
ミュージアムショップを覗いてみれば、現代アート中心で楽しい品揃えになっています。

横浜美術館の特徴

横浜美術館は、神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目4番1号にあります。
1989年3月に、横浜博覧会の施設として開設されました。
その後、同じ年の11月3日に開館した美術館なのです。
コレクションには、ダリ、マグリット、ミロ、ピカソ、セザンヌなどの作家の作品があります。
また、幕末・明治以来の横浜にゆかりの深い作家の作品など幅広く収集しています。
横浜美術館は、展覧会を見るということだけでなく、「みる」「つくる」「まなぶ」の連携を基本方針として設立されました。
創作体験の場としての「市民のアトリエ」「子どものアトリエ」での各ワークショップが開催されます。
また、「まなぶ」として、「美術情報センター」において内外の美術図書・ビデオ作品などを公開しています。
そして、アートな世界に、気軽に触れることができるようにと、企画展開催中には入場無料の「クラシック・ライブ」というミニコンサートが開催されたりもするのです。
カフェスペースやレストランもあり、アートの余韻にひたりながら素敵なひと時を過ごすことができるのです。
また、横浜美術館では、多くの市民が美術館運営にかかわってもらおうということから、ボランティアの募集を行っています。
美術館を利用する来館者の幅を広げる事を趣旨として、各活動の申込み条件に合致し、やる気をもって参加できるのであれば誰でも参加することができます。
美術館は、作品を眺めるだけではなく、貴重な時の過ごし方ができるスペースといえるでしょう。

彫刻の森美術館の特徴

箱根彫刻の森美術館は「彫刻庭園」の形式を取っています。
彫刻の森美術館が、他の美術館と違うところは、屋内展示室よりも屋外の彫刻の森を中心に展示してあるということです。
美術の専門家から子供まで幅広い層の人々が、それぞれの楽しみかたで、芸術に触れることができるのです。
館内にはピカソの彫刻に関する展示物を展示する、専門の展示室「ピカソ館」があります。
また、彫刻の森美術館は、館内を歩いて作品を観るという楽しみかた以外に、思う存分楽しむことができる施設もあります。
たとえば、世界的にもユニークな美術館の中に、なんと、足湯があるのです。
長さ20メートルで、一度に30名が腰掛けられます。
作品を鑑賞しながら足湯の心地よさを満喫できるのです。
これは、彫刻の森美術館の敷地内から湧出る温泉を利用しているのです。
また、緑陰広場という、オープンスペースで楽しむこともできます。
作品のすぐそばで、お弁当をひろげたり、寝転んだりなんてできるのです。
手作りのお弁当を持参できなくても、ギャラリー・カフェでテイクアウトメニューを購入することもできます。
シャンパンとセットになった「シャンパン・ランチ・セット」というのもあります。
緑陰広場でランチなんてお洒落ですよね。
彫刻の森美術館では、季節によって様々なコンサートやイベントが開催されます。
コンサートホールなどとは違った、アートと音楽が一体となる野外美術館ならではの雰囲気を楽しむことができるのです。

国立西洋美術館の特徴

国立西洋美術館(The National Museum of Western Art)は西洋の美術作品を専門とする美術館です。
東京都台東区の上野公園内にあり、独立行政法人国立美術館が運営しています。
国立西洋美術館には、印象派など19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする、松方コレクションが収蔵されています。
松方幸次郎は20世紀初めにフランスで多くの美術品を収集しました。
しかし、コレクションは第2次世界大戦後、フランス政府により敵国資産として差し押さえられていました。
その、松方コレクションが、日本に返還される際の条件として、国立西洋美術館が建設されることになったのです。
本館の設計は、フランス人建築家ル・コルビュジエによるのですが、彼の弟子である前川國男・坂倉準三・吉阪隆正が、実施設計・監理に協力し完成しました。
国立西洋美術館設立20周年の年(1979年)には、本館と一体に機能するように新館が増築されました。
本館は、1998(平成10)年、地域に根ざした優れた公共施設として当時の建設省より「公共建築百選」に選定されています。
その後、企画展示館は、21世紀に向けた企画・特別展、修復保存、美術教育、情報資料部門等を中心とした美術館活動の一層の充実を図る目的で建設されました。
現在は、松方コレクションに加えて、創立以来毎年購入しているルネサンス以降20世紀初頭までの作品、および寄贈・寄託作品を常設展として、年間を通して開催されています。

六本木美術館の特徴

六本木の美術館、国立新美術館は、日本で5つ目の国立美術館として、2007年1月21日開館しました。
内外から人やモノ、情報が集まる国際都市、東京に立地する美術館として、「美術」を介して人々がさまざまな価値観に触れる機会を提供し、新しい文化の創造に寄与するというコンセプトです。
コレクションを持たず、国内最大級の展示スペース(14,000u)を生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及など、アートセンターとしての役割を果たしています。
日本では、新しいタイプの美術館といえるでしょう。
建物周辺の美しい緑と調和した、波のようにうねるガラスのカーテンウォールのような外観は、人の目をひきます。
館内には、充実したアートライブラリーやミュージアムショップ、1つのレストランと3つのカフェなどをそなえています。
館内のミュージアムショップでは、ジャンルやスタイルの壁を超えて、世界中のアーティストやデザイナーたちが発するエネルギーを、紹介するというコーナーになっています。
都心の新たな憩いの場として注目を集めているといえるでしょう。
この、国立新美術館と、サントリー美術館、森美術館の3館は、地図上で三角形を描く「六本木アート・トライアングル」として、新しいアートの拠点になっています。
「六本木アート・トライアングル」マップも製作され、配布されているのです。
六本木美術館めぐりといった、新しい街の歩き方が出来るということです。

出光美術館の特徴

出光美術館は、昭和41年(1966年)、出光コレクションを展示する美術館として開館しました。
美術館は東京都千代田区丸の内、皇居のお濠に面した帝劇ビルの9階にあります。
出光コレクションは、出光興産の創業者であり初代館長の出光佐三が、その生涯をかけて蒐集した美術品を基礎に始まりました。
日本の書画、中国・日本の陶磁器など東洋古美術が中心で、国宝2件、重要文化財51件をふくむ1万件に及びます。
「伴大納言絵巻」(平安時代・国宝)、三十六歌仙絵「柿本人麿」、同「僧正遍昭」(佐竹本/鎌倉時代・重文)、「橘直幹申文絵巻」(鎌倉時代・重文)、「日月四季花鳥図屏風」(室町時代)、「四季花木図屏風」(室町時代・重文)などです。
また、近代作家の小杉放菴や板谷波山、洋画家のジョルジュ・ルオーやサム・フランシスなど、幅広いコレクションが特徴です。
そして、縄文土器にはじまり、弥生時代の土器、中世六古窯、志野や織部などの美濃窯、古唐津(奥高麗、絵唐津、朝鮮唐津)、九州諸窯(上野、高取、小代)、伊万里、柿右衛門、鍋島、京焼(仁清、乾山など)、古九谷などが所蔵されています。
また、オスロ市立ムンク美術館の協力による、ノルウェーの画家ムンクの作品も観覧できます。
出光美術館は、ビルのワンフロアであることを感じさせない独特の空間です。
都会の喧騒を忘れさせてくれるスペースに身を置くことができます。
テーマに沿った内容で、年6〜7回の展覧会が開催されています。

ちひろ美術館の特徴

世界で初めての絵本美術館が、<ちひろ美術館>です。
絵本作家のいわさきちひろが、22年間を過ごし絵を描き続けた場所、東京都練馬区下石神井に、いわさきちひろ絵本美術館(現・ちひろ美術館・東京)が誕生したのは、1977年のことでした。
最初は、いわさきちひろのお宅におじゃまするといったような、暖かで、ホッとするたたずまいの中に作品が展示されていました。
2002年には公開スペースを倍増し、全館バリアフリーの新しい建物に生まれ変わりました。
アクセスは、西武新宿線上井草駅下車徒歩7分、JR中央線荻窪駅または西武池袋線石神井公園駅よりバスに乗り換え、上井草駅入口下車徒歩です。
館内には、いわさきちひろの描いた9400点余りの作品と、世界28カ国172人の絵本画家のコレクションを所蔵しています。
子どもの目線にあわせて絵が展示されている展示室では、2ヶ月ごとに企画展が開催されています。
ちひろの愛した草花が咲く「ちひろの庭」、絵本の読める「図書室」、そして、復元されたアトリエなど、があります。
そして、<ちひろ美術館>は、信州安曇野にもあります。
1997年4月にオープンした安曇野ちひろ美術館は、村内はもとより安曇野、長野県の新名所として大きな関心を集め、県内外から多くの人が訪れています。
ここには絵本画家いわさきちひろの代表作のほか、初期の素描、水彩、信州との深い結びつきを示す作品など、約80点が展示されていて、ちひろの画業の全体像に触れることができるのです。

写真美術館の特徴

写真美術館は、写真を専門に収集、展示する美術館で、日本では、写真誕生150年を迎えた1989年(平成1)前後に、川崎市民ミュージアムや横浜美術館など、内外の写真コレクションに力を入れる美術館が登場しました。
これにより、写真をめぐる新しい動きが生まれたといえるでしょう。
1995年1月には、東京・渋谷区恵比寿(えびす)に、国内では初めての写真と映像に関する専門美術館として、東京都写真美術館が開館したのです。
この写真美術館には、二つの展示室と一つの映像展示室があります。
国内外の写真、映像作品約2万点が収蔵されているのです。
併設の図書室には約4万冊の専門図書、資料があり閲覧もできます。
また、写真美術館といえば、奈良の<入江泰吉記念奈良市写真美術館>が有名です。
奈良市高畑界隈の、閑静な住宅街を歩いていくと、その写真美術館はあります。
ほぼ半世紀にわたり奈良・大和路の風物を撮り続けた奈良の写真家・入江泰吉の作品が展示されているのです。
彼が全作品を奈良市に寄贈したのを機に、黒川紀章氏の設計で建設された、写真美術館は、平成4年4月に開館しました。
天平の昔から受け継いできた歴史が息づいている奈良市に、個性豊かな文化の拠点のひとつが写真美術館なのです。
他に、京都写真美術館は、写真と映像という2つの専門分野を総合的に扱う美術館です。
楽しみながら写真や映像の理解を深めるために、体験的なワークショップを開催しています。
館内にはアトリエが設置されています。

岡本太郎美術館の特徴

岡本太郎は、芸術表現において、風刺と、批判の精神を貫いた前衛画家として知られています。
川崎市多摩区枡形7-1-5にある、<岡本太郎美術館>は、岡本太郎・岡本一平(父)・岡本かの子(母)の作品の保存・収集・常設展示しています。
岡本太郎は、晩年に自分で持っていた作品を約1,800点も川崎市に寄贈しました。
その後、作品を飾る美術館を!ということで建てられたのが、<川崎市岡本太郎美術館>なのです。
岡本太郎美術館の最寄り駅は、小田急線向ヶ丘遊園駅です。
向ヶ丘遊園駅南口から、美術館までは、徒歩で約20分。
どんな美術館なのか思いを馳せながら歩くのもよいものでしょう。
商店街や閑静な住宅街を過ぎると、生田緑地に着きます。
森林浴気分で木々の中を歩き、噴水を通り過ぎると美術館が見えてきます。
芸術は、爆発だ!という名言通り、作品からは、「パワーをもらえて、元気が出てくる」といった、感想が多いようです。
ミュージアムショップと情報コーナーも併設されています。
ミュージアムショップでは岡本太郎の著作本や、太陽の塔のペーパークラフトなど、様々なグッズを購入できます。
情報コーナーでは、岡本太郎に関する文献や作品集などを見ることができます。
ビデオ鑑賞のできるブースも設けてあるので、作品を鑑賞した後、情報コーナーで知識を深めるというのもいいでしょう。
ゆったりと、一日中かけて、岡本太郎の世界を楽しむことができるのが、岡本太郎美術館ではないでしょうか 。

相田みつを美術館の特徴

[人間だもの]で、あまりに有名といってもよいほどの、相田みつを美術館が、東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラムガラス棟地下1階にあります。
とてもアクセスの良い場所にあり、館内には、新しい展示方法などがされていて、相田みつをワールドを堪能できるかたちになっています。
体が不自由な方への配慮も十分で、車イスについおては、申し出れば用意してもらえますし、カフェからショップに降りる際は車イス用昇降機の利用ということもできます。
相田みつをは、栃木県南西部の足利市に生まれ、栃木県立足利中学校卒業後、歌人・山下陸奥に師事。
1942年に曹洞宗高福寺の武井哲応老師との出会いにより、在家しながら仏法を学んだのです。
1943年に書家である岩沢渓石に師事、全国各地で展覧会を開催しました。
独特の書体、伝わるメッセージとともに、多くの人に学びや、勇気、穏やかさを与える作品を、数々発表しました。
詩人であり、書家である相田みつをの多くの作品に、直にふれることができるのが、[相田みつを美術館]なのです。
美術館館長の相田一人は、彼の長男です。
[相田みつを美術館]では、セミナーも開催されていて、相田一人館長による、さまざまなテーマの講演がおこなわれていす。
また、島谷ひとみ×相田みつをという、コラボで、 書家・詩人として多くの作品を生み出した相田みつをの書「雨の日には…」の元となった詩を歌詞に取り入れた楽曲もつくられました。
着うたの配信もされているのです。

関西地方の美術館

京都市美術館の特徴

京都市美術館は、新時代の新しい建築というわけではありません。
けれども、京都の観光名所とも言える岡崎公園に位置し、その姿は歴史と伝統を守り続けています。
京都市美術館のすぐそばには、平安神宮の大きな朱色の鳥居が見えます。
そして、美術館の裏手には子供たちが喜ぶ京都市動物園があり、京都に観光で訪れる人にとっては一度にたくさんの観光名所をまわることができます。
この鉄筋コンクリート2階建ての由緒ある建物は、京都の美術を守ってきたともいえます。
京都市美術館は、昭和3年に京都で行われた天皇即位の記念事業として、昭和8年に建てられました。
今では、近代美術や外国からの作品展を多く取り入れ、市民参加型の美術館として色々なイベントも行われています。
古い建物なので、当時はスロープもなく、バリアフリー建築ではありませんが、今は工夫を凝らしてスロープが作られています。
そこで、身体障害者の方々にもいろいろな面で対応しています。
開館時間は、朝9時から夕方5時で、月曜と年末年始がお休みです。
京都市美術館では、たくさんの美術所蔵品があり、これらを公開した主催展や、共催展や公募展など年間で120もの展示が行われています。
入館料は、開催されている展覧会によって変わってきます。
レストランなどはありませんが、周りには休憩できるベンチのある公園があります。
展覧会の予定表はホームページにて閲覧することができます。
人気のある展覧会では、入場するのにかなりの列ができます。

大阪市立美術館の特徴

大阪市立美術館大阪市立美術館は、大阪市天王寺区茶臼山町1-82 にある美術館です。
もともとは、住友家本邸のあった場所でした。
美術館の建設を目的に、日本庭園「慶沢園」とともに住友家から敷地を寄贈され、1936年(昭和11年)5月に開館したのです。
美術館の建物は伊藤正文と海上静一によって設計されました。
美術館は設立当初の本館と、平成4年に美術館の正面地下に新設した地下展覧会室からなります。
日本の国公立美術館の中でも歴史が古い美術館です。
本館陳列室では、特別展覧会や常設展示を開催しています。
市による購入の他、寄贈によって集まった日本・中国の絵画・彫刻・工芸など8000件をこえる収蔵品と、社寺などから寄託された作品が所蔵されています。
作品には国宝や、重要文化財に指定された作品も多く含まれています。
狩野宗秀 『四季花鳥図』 、尾形光琳 『燕子花図』『円型図案集』 池大雅 『竹林書屋図』 、葛飾北斎 『潮干狩図』。
佐伯祐三 『パリの教会』(1924年)、『パリの裏街』(1924年) といった、所蔵品が、あるのです。
東洋美術の宝庫といえるような、美術館でしょう。
特別展や常設展にあわせて、随時学芸員がそれぞれの専門分野の展示作品についての解説を行っています。
美術団体展を複数並行して行える地下展覧会室(4室)は、常時様々な美術団体が主催する展覧会を開催しています。
また、併設されている美術研究所では素描、絵画、彫塑の実技研究を行っています。

タオル美術館の特徴

タオル美術館ICHIHIROは、愛媛県今治市朝倉上甲2930 にあります。
建物内では、地場産業である、タオル製造工程を120mに渡って見学できるのです。
実際に稼動している機械で、タオルができるまでを見ていくことができます。
展示については、<成瀬政博氏><俣野温子氏><たけ氏>の3氏の作品の展示コーナーがあります。
「週刊新潮」の表紙をかざる成瀬政博氏の原画200点のうち、約80点を展示しています。
彩度のやや高い色調、単純な構図ですが、私たちに、何かを語りかけてくるような、不思議な世界が描かれています。
[俣野温子コレクション]では、作家、画家、グッズデザイナーとして活躍している、俣野温子氏のタオル、布、糸等を用いて製作した作品を多数展示しています。
かわいく、ポップで、夢のある彼女の作品は、普通のイラスト原画とは異なった温かみに溢れています。
織物に手彩色をほどこしたもの、タオルと糸を用いて製作したオブジェ等によって表現された作品など、見ていて楽しくなる世界でしょう。
【たけコレクション】としては、以前企画展として開催していたたけ氏の原画展が、新作を加えて常設展として開催中です。
あたたかく思いやりに満ちた絵と、勇気と励ましを与えてくれます。
絵に添えられたシンプルな言葉が、印象的でしょう。
館内には、オリジナルタオルやブランド・キャラクタータオルが数多く展示販売されていますし、また、愛媛の物産を中心に、銘菓や海産物など四国を代表する物産も数多く取り揃えられています。

山梨県立美術館の特徴

山梨県立美術館は、山梨県甲府市貢川の「芸術の森公園」内にある美術館です。
竣工は、1978年 。
延床面積は、6883m2 で、山梨県甲府市貢川1-4-27 に建設されました。
甲斐市寄りに位置し、前を国道52号(美術館通り)が通っています。
また、同公園内には山梨県立文学館もあります。
館内には、『種まく人』、『落ち穂拾い、夏』をはじめとするミレーコレクションやバルビゾン派の画家の作品を所蔵しています。
こうした所蔵作品より、山梨県立美術館は、「ミレーの美術館」として広く親しまれているのです。
ミレーコレクションは油絵の他、水彩画、素描、版画を含め41点を所蔵されています。
その他にクールベ、ターナー、シャガール、ヴラマンクらの作品、また、山梨県出身の画家や山梨ゆかりの画家の作品なども数多く所蔵されています。
同公園内にはロダン、ヘンリー・ムーアらのヨーロッパ近代彫刻家の作品も設置されているのです。
1988年(昭和63年)から2002年(平成12年)まで行われた「郷土作家シリーズ」をはじめ、山梨県出身の画家に関する多くの企画展も実施しています。
ミュージアム・ショップ では、 美術館ならではの特別展・常設展関連グッズ、美術関連書籍が販売されています。
また、山梨県特産品についても、揃っています。
山梨県立美術館の入館チケットを持っていなくとも、ミュージアム・ショップには、立ち寄ることができます。
美術振興のための、一般展示室の貸し出しもおこなわれているのです。

ノマディック美術館の特徴

ノマディック美術館とは、グレゴリー・コルベールの造る移動式美術館のことです。
この美術館には、グレゴリー・コルベールの写真や映像作品が展示されています。
2002年にイタリアのヴェネツィアでノマディック美術館が初めて開催されました。
もともとグレゴリー・コルベールは、全世界で自分の作品展を開きたいという構想を1999年に抱きそれが実現したといえます。
この作品展の名前は、Ashes&Snowで、内部の装飾では100万個のティーバッグを使ってカーテンにしたようです。
そして、照明器具に趣向を凝らして、もともと造船所であったところを見事に美術館に変えたといわれています。
2005年の3月にはニューヨークにノマディック美術館が建てられ、ここでは日本の芸術家の坂茂が手がけたようです。
たくさんのコンテナを利用した建築でした。
2006年の3月にはサンタモニカ、そして、2007年には日本にもやってきました。
日本では東京のお台場に建築されました。
さらに2008年1月には、メキシコシティーで、建築家のシモン・ベレスによって建てられました。
ノマディック美術館は、いつも最新の建築技術を用いているので、内装や展示品のすべてが大きな作品として人々に愛され続けています。
2009年の初めにはブラジルで開催されることが決まっています。
写真、映像、建築が一体となった全世界を回る美術館として、新しい社会の中で、しだいに多くの人々の注目を浴びています。